設計業務から少しはなれたSOLIDWORKS活用のすすめ by 武庫川一郎
いつもお世話になります。
今回は、設計業務から少しはなれたSOLIDWORKS活用法について、ご紹介したいと思います。
◆ 目次 ◆
1.そもそもSOLIDWORKSとは
そもそもSOLIDWORKSはCAD(Computer Aided Design:コンピュータによる設計支援ツール)ですので、新しい製品を生み出したり、様々なデザインを検討するなど、設計業務での利用を目的としています。また、SOLIDWORKSは操作の手数、画面の高解像度化、マウスのドラッグ量までも考慮して、操作性が継続的に改良されており、使いやすさを徹底追及し続けています。
ですが、この多機能、高性能なSOLIDWORKSを設計業務のみならず、職場における「ちょっとした改善」に利用するのはいかがでしょうか。
2.弊社のSOLIDWORKS活用方法 ~その1~
例えば、弊社では居室のレイアウト検討にSOLIDWORKSを利用しています。実際に作成したモデル(下図)をご覧ください。
いかがでしょうか。 「思っていたより狭い」「ムダなスペースがある」「動線が確保できない」等々、3次元モデルにすることで様々な気づき点が見えてきます。実際に机を移動した後で問題がわかると大変です。 机、椅子、書棚、居室の枠、人等はすべて部品モデルにして、アセンブリモデル内で居室の枠モデル上に各部品を配置します。これで次回のレイアウト変更時は机などの部品モデルを移動したり、コピーで追加したりするだけですみます。
これだけでも十分に便利になりますが、さらに自動設計を利用してみるのはいかがでしょうか。例えば机の数や、島(机が集められた)の数などを入力することで、自動レイアウトできたら素晴らしいですよね。
3.弊社のSOLIDWORKS活用方法 ~その2~
弊社ではこの他、展示会ブースのレイアウトなどにも利用しています。 お客様では、会社入口の受付台の上に置くクリスマス用オブジェを、SOLIDWORKSと3Dプリンタで作成された話を伺いました。自社マスコットを再現した3次元モデルに季節に合わせたアイテムを取り付けて3Dプリンタで出力してみようか・・・アイデア次第で使い方は無限大ですね。
今回は、日々培われたSOLIDWORKSの技術で「快適な職場」を実現する話でした。 SOLIDWORKSは使い方によっては様々なことが出来ます。ぜひご参考いただければ幸いです。
以上